一人で弾いてカッコイイ音がバンドでは必ずしも良い音にならない理由

ギターを弾き語りして活動していて

『今度一緒にやろうよ』

とバンドに誘われてスタジオに入ると一人で活動していた時とは違う悩みが出て来る、出て来る(笑)

そんな悩みの一つ

『自分のギターが聞こえない』についてお話します。

ギターが二人いると何故音が聞こえなくなるのか?

あなたはアコギを弾いてますか? それともエレキですか?

ギターが二人いると良い事ずくめだと思っていたのに全然聞こえないって経験あるんじゃないでしょうか?

僕は元々ヒキカタリストではなくバリバリのギタリストでした。

でも一人だとどうしてもスカスカになってしまい当時のヴォーカルに

『ギター弾かない?』

って言って弾いてもらってました。
当時からギターを教えるのは好きだったし得意でしたからスタジオ練習の合間に教えて彼はぐんぐん上達しました。

そしてスタジオ入ってギターを弾き始めるとヴォーカルのギターが聞こえないんです。
なんでなんだ?

音量あげるとうるさくなってしまうし、このままではいけないと思って当時のギターの師匠に恐る恐る

『ヴォーカルギターの音が聞こえないんだけど、何がいけないんですか?』

って聞いてみたらあっさり

『同じ音弾いてるからじゃない?』って(笑)

同じ音を弾いているから聞こえない

誰かと一緒に活動する場合(複数楽器がいる場合)

同じ音域で同じような音を使っていると片方が聞こえなくなる。
特にギター同士、キーボディストとギターなどで良く起きる現象です。

バンドアンサンブル初級のあるある

この問題はバンドアンサンブルの問題と言えます。
バンドアンサンブルでは相手が何を弾くか?(音域、フレーズ、楽器の音など)を理解して
相手の隙間を作ってあげる事だと教えています。

つまり聞き上手になる事がポイントだと言えますね。

では対策はどうしたらいいのか。

それは相手と自分がどちらが目立って欲しいかを理解する事から始まります。

ギタリストはついコードを6本とか5本弾きたくなるのですが
ギター二人の場合は3本ないし、2本でバッキングします。

もしくは弾かないか。

特に歌もののサビでガッツリ目立とうとしているギタリストの多いこと(汗)
バンドでメロディーを担当しているヴォーカルは主役なんです。
その事を忘れてしまってヴォーカルを殺してしまっているバンドさんも多いこと(笑)

ここでちょっと余談なんですが、YOUTUBEで歌の後ろでガッツリ目立とうとするのはOKです。
何故か? 簡単です。 YOUTUBEは投稿者が主役だからです。

だから同じフレーズを弾いていてもバンドならNO。

サビなんて白玉でいいくらい(白玉とは全音符や2分音符などのジャラーンと伸ばすように弾く事)だから。

音色にも問題がある場合がある

アコギのプリアンプなんか使うとエレアコなのにカッコイイ音で生っぽい音作れるんですよ。

家でCDとかに合わせて弾いているとこれでいいじゃんってなるんですけど

ちょっと待った。

生っぽい音ってバンドだと聞こえないんです。

むしろピエゾの音(いわゆるエレアコの音)はバンドで埋もれない。

ちなみにこういう音

弾き語りスタイルでピエゾの音でやってこんなにカッコイイなんて目が点になってしまいましたよ。 ピエゾってこんな音です。 

生っぽい音はどうして生っぽいのか? は音が広がるからです。

広がった音は出てこないから。
昔友人が同じような状態になって可哀想だったよ。

あとがき

どうでしたか?

今回はギターが二人いた時にどちらかの音が隠れてしまう問題について書きました。
まず音域。

同じ楽器が2つあったらどちらかが埋もれてしまう可能性がある。

だから、相手が何を弾いているのかをしっかり認識してなるべく違う所で弾く。

聞き上手になるべし

音色も気をつける。 アコギの場合はピエゾがオススメ。
一人で弾いてるとあんまりカッコよくないけどバンドでは抜ける良い音になる。