こんにちは。えみゅーです。
私は医療職をしていて、部署内は全員資格を持った専門職です。
少し前、部署でのミーティングがありました。
議題の一つに
「リーダーが引き受けている事務仕事の量をどうやって減らすか」
というものがありました。
リーダーの業務量は目に見えて多く、残業も一人とびぬけて多いです。
他の専門職も空いている時間はほとんどなく、書類作成のために残業をしています。
Aさんの案は
「みんなで分担してやろう」
私の案は
「事務仕事は事務職にしてもらおう」
でした。
Aさんの言い分は「みんなで分担すれば大した量じゃない」
Aさんの案は「みんなで分担してやろう」
たしかに、すべてリーダーにのしかかっているので大変なことになっていますが、
分担すれば、大した量ではありません。
みんなは大した負担も増えず、リーダーは楽になる。
とてもハートフルないい案だと思います。
チームとして助け合っていて、正しい案だと思います。
私の言い分は「コスパわるくない?」
私の案は「事務仕事は事務職にしてもらおう」
小さな部署なので、専属の事務員さんはいませんが、
うちの面倒をみてくれている事務員さんはいます。(隣の部署も担当されています)
私たちは全員が専門職で、そもそも日々の業務で残業が発生しています。
みんなで分ければ大した量ではない業務でも、
「残業」としてこなすことになります。
専門職が「残業」として、事務職に頼める仕事をする…
同じ仕事をしても、
事務職にしてもらったほうが、安く上がるわけです。
それは、組織にとってマイナスでは…?というのが私の言い分です。
スタンスの違いから生まれる溝
今回の件は結局はより上の人たちに相談する運びとなりました。
ですが、今回の私の案はAさんには
「助け合いの精神がない」という印象を与えてしまい、
少し、ぎくしゃくしています。
Aさんはいい人なので、嫌がらせは全くなく、業務は問題なく行えています。
私とどう接したらいいか、困らせてしまっている…という感じです。
「仕事をしたくないと思っている」という印象も与えてしまったようです。
スタンスの違いは悪ではない
私は今回の2つの案のどちらも間違いではないと思っています。
私たちにできることは案を出すことだけで、あとは偉い人たちの決めることだと思っています。
Aさんとも、考え方がちがうだけで、
仕事に対してどういう思いで、どういう考えで取り組むかは
個人の自由だとも思っています。
そのことが伝わればいいなと思い、時間の空いたときは
お仕事くださいアピールをするようにしました。
そのおかげで「仕事をしたくないと思ってる」という誤解は解け、
Aさんとのぎこちなさも改善してきていると感じています。
スタンスの違う人との付き合い方
スタンスの違いは悪ではありません。
どういうスタンスで働くかも、個人の自由です。
だから、「へぇ、この人はこう考えるのかー」程度の認識でいいんです。
変に、自分の考えが正しいのに!とか
相手が間違ってる!とか
白黒つけなきゃ!とか思わずに
「へぇ~」くらいでいいんです。
だって、雇われの身で、業務を決めるのは自分ではないから。
意見を言ったらあとは偉い方々に任せて、
自分は自分の仕事をこなせばいいのです。
違う意見を言うことも、悪ではありません。
伝え方を間違えると、私のように溝ができてしまって修復作業に労力を要してしまうので、
注意が必要ですが…
間違って伝わってしまっても、その後の態度で関係は修復できます。
相手がまともな人間なら…という条件はありますが。
変な人に粘着されてしまったら、証拠を集めて上司に相談。
それでも上司が動かなければ、弁護士に相談で解決です。
日本人はあまり会議などで発言をしない民族らしいのですが、
たくさんの意見が出て、
その中から選ばれた意見のほうが
たった一つの意見に全員が賛成したものより
価値も有用性もあるもの。
そう思っています。
「いろんな意見があってあたりまえ」
そういう世の中になっていけばいいなと思います。
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